弁護士や司法書士、税理士、行政書士の多くの専門家が、WEB上で相続の手続きや遺言書作成などを謳っています。
yahooやgoogleなどの検索エンジンで検索すると、スポンサーと表示されたいわゆる広告枠を使っている専門家事務所も多々あります。

かくいう当事務所もそのうちの一つです。
基本的には、どの専門家も熱心に仕事をされていると思いますが、ご利用される方の立場になってみてみると、それではいったいどの専門家を選択すればいいのか
よくわからないという状況なのではないでしょうか。

ぜひ当事務所をご利用いただきたいのですが、ここでは私が考える目安(あくまで私が依頼者だったらの話です)を大きく2つに分けてみたいと思います。
参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.資格別の選び方
(1)相続財産に不動産のある方は、まず司法書士または税理士に手続きを依頼する。
(2)不動産がない場合は、上記の他に行政書士に依頼してももちろん大丈夫。
(3)上記(1)(2)いずれの場合でも、遺産分割協議で相続人間で紛争が起こった場合には弁護士に依頼する。
立場によって意見に違いがあるかもしれません。あくまで、私個人の私見です。

2.専門家(全専門家共通)、事務所の選び方
(1)事務所開設して5年以上、または5年に満たなくても以前に相続に関する業務(例えば相続の取扱い件数が豊富な事務所に勤務等)で5年以上の経験値がある。
(2)事務所の連絡先に固定電話があり、日中の時間帯でも電話が転送されることが少ないこと。
(3)事務所が独立しており、他の人や会社からの間借りをしていないこと、外出がやたら多い。
(4)服装や身なり、物腰が質素で節度があり、清潔感があること。
私服っぽいのは避けた方がいいでしょう。また外見が派手であったり軽薄さがないこと。
(5)事務所の大きさを強調していないこと。
(6)司法書士の場合、簡裁代理権があり、かつリーガルサポートに加入していること。
(7)相続登記を他より安い金額で案内しているサイトは避けた方がいい。

(1)は少しハードルが高いですが、相続の手続きでケアすべき事項は広範囲に及び、ある程度経験値も必要なことから、あえて記載しました。
(2)は覚悟をもって独立開業している資格者かどうかを見る上の基準です。
(3)は、個人情報保護の観点からとても重要な基準です。みなさまの個人情報が漏洩のリスクにさらされますので、ここは厳しくチェックしましょう。
 例えば、同じフロアに不動産会社や建築会社などが同居しているような事務所は避けた方がいいです。
(7)が一番要注意です。
 相続登記を安い金額でネット上表示しているものの、よく見てみるとサイト運営事務所が行政書士であるという実例があります。
 司法書士と共同で事務所運営していると謳っていますが、サイト上出てくるのは行政書士のみで、司法書士が登場しません。
 本当に共同事務所だとしても、サイトでは面談なしで郵送と電話のみで対応できますと宣伝しているのはまずいと思います。こういう対応は真っ当な司法書士はやらないはずです。
 報酬の安さから考えても、行政書士さんが登記まで代行しているのではと推測してしまいます。これは違法で刑事罰の対象です(安いのが悪いのではありません。安いのにはわけがあると言いたいです)。

みなさまの大切な相続財産の手続きですので、御選びの際の参考にしてみてください。
手前味噌ですが、当事務所は上記すべてクリアしていると思っています(自分で言うのは恥ずかしいですね)。
  

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